3月1日~2日 桜井市埋蔵文化財センターが、6号公園古墳東側樹木を伐採しました。

朝倉台住宅は、昭和50年の初め頃、近鉄不動産が開発し、昭和52年から1100区画あまりを販売し現在に至っています。

開発前の発掘調査では、38基の古墳時代の古墳が確認されており、一部は団地内の2号公園に移設されたり、6号公園のように古墳の周囲を公園にして、竜谷6・7号古墳の出土状態で残されています。(朝倉台自治会HPより一部抜粋)

開発当初、古墳に植えられた『杉』『檜』『樫』『山桃』『山桜』等は、約50年近く経ち、大木に成長して近隣住民の皆さんは、樹木から飛来する大量の葉っぱに悩まされ続けていました。

また、大木の根が横穴式石室の石組の間に入り古墳破壊につながりかねないことから、この度国の補助を得て、管理者の市・埋蔵文化財センターの請負業者の森林組合によって古墳周りの全ての樹木が伐採されることになりました。

第一回目として古墳東側樹木の伐採が行われましたが、一般の山林での伐採作業と違い、場所が古墳であるがゆえに細心の配慮を行い樹木伐採の際には、一本一本丁寧にワイヤーで樹木上部を縛り、クレーン車で釣りあげる特別の方法を取られていました。

この、古墳保存の為の皆伐計画は、数年度にわたる事業であるため近隣の皆様にはその都度ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。

2023年03月15日